5- 私たちはあなただけを崇拝*し,あなただけにお力添えを乞います 。[1]「崇拝*」だけでなく、アッラー*のお力添えがなければ何事も叶わない。イブン・カスィール*は「(このアーヤ*の)前半部分では、アッラー*に何か他のものを並べることとの決別が、そして後半部分では、自らに何らかの力が備わっているとすることの決別と、アッラー*のみに全てを委ねることが命じられている」とし、この意味こそが「開端章はクルアーン*の奥義(おうぎ)であり、開端章の奥義がこのアーヤ*である」という先人たちの言葉の所以(ゆえん)であるとしている(1:70参照)。